新NISA成長投資枠で何を買えばいい?オルカン・S&P500を軸にした選び方3パターン

新NISA成長投資枠の選び方を解説するアイキャッチ画像。スタイリッシュなビジネスパーソンのイラストと、つみたて投資枠・成長投資枠の比較図。上部に「成長投資枠、何を買えばいいんだろう」という問いかけ、下部に「自分なりの判断軸が持てるはずです」というキャッチコピー。

「新NISAの成長投資枠、何を買えばいいんだろう」と迷っていませんか。

つみたて投資枠はオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)やS&P500でいいとして、成長投資枠は対象商品が多すぎて逆に困ってしまうという声をよく聞きます。年間240万円まで使える枠なのに、何を積立設定すればいいかわからず、放置している人も多いのではないでしょうか。

この記事では、成長投資枠で何を買えばいいか迷っている30代会社員に向けて、選び方の考え方と具体的なファンドの使い方をお伝えします。読み終わったあとには、自分なりの判断軸が持てるはずです

目次

新NISA成長投資枠とは|つみたて投資枠との違いをまず整理する

新NISAには2つの枠があります。つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)です。合わせると年間360万円、生涯で1,800万円まで非課税で投資できます。

つみたて投資枠は金融庁が認めた約347本の投資信託に限定されていて、選べる商品が絞られています。オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のような低コストインデックスファンドが中心です。

一方で成長投資枠は、投資信託だけでなく個別株・ETF・REITなども対象になります。つみたて投資枠では買えないアクティブファンドや高配当株ファンドも選べるため、選択肢が大幅に広がります。その分、「何を買えばいいのか」という悩みが生まれやすい枠でもあります。

成長投資枠の年間上限は240万円。つみたて投資枠120万円と合わせると年間360万円まで非課税投資が可能。生涯の非課税保有限度額は1,800万円

成長投資枠で何を買えばいい?結論はオルカンかS&P500でいい

結論から言うと、成長投資枠でもつみたて投資枠と同じインデックスファンドを積立設定するのは十分合理的な選択です。

「成長投資枠」という名前から、何か特別なものを買わなければいけないと感じる人もいますが、そんなことはありません。eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を成長投資枠で追加購入して、年間の積立総額を増やすだけで十分機能します

実際、楽天証券やSBI証券の成長投資枠における買い付けランキングでも、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は常に上位に入り続けています。信託報酬が年0.05775%という低コストで、純資産総額も8兆円を超えており、長期投資に適したファンドとして多くの投資家に選ばれています。

naoki

ぼくも成長投資枠はeMAXIS Slim 全世界株式を積立設定してます。成長投資枠だからって特別な商品を探す必要はないと思ってます。

成長投資枠で何を買うか、具体的な3パターンで考える

同じオルカン一本でいいのか、もう少し工夫できるのか、気になる方もいると思います。実際の使い方は大きく3つのパターンに分けられます。自分のスタイルに近いものを選んでください。

パターン1:つみたて投資枠と同じインデックスファンドを買い増す

最もシンプルな使い方です。つみたて投資枠でeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を積立しているなら、成長投資枠でも同じファンドを積立設定します。管理がいちばん楽で、複雑なことを考えなくて済みます。

投資に割ける時間や関心がそれほど多くない人、または「とにかく長期で積立を続けたい」という人には、このパターンが向いています。年間投資額を増やしたいだけならこれで十分です。

手間をかけたくない人はこのパターンが最適。低コストのインデックスファンドを2つの枠で積立設定するだけで、長期投資の効果は十分に得られる

パターン2:オルカンとS&P500を組み合わせるときの注意点

つみたて投資枠でオルカンを積立しつつ、成長投資枠ではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を買うという方法も人気があります。ただし、商品名が違っても中身が重複していれば分散にはなりません

オルカンは米国株が約6割を占めているため、S&P500との組み合わせは実質的に米国株への集中投資になります。分散効果を期待して2本持つなら、値動きの異なるファンド、たとえば日本高配当株ファンドや金(ゴールド)関連ファンドとの組み合わせのほうが理にかなっています。

パターン3:成長投資枠で個別株やETFにも挑戦する

成長投資枠は個別株やETFにも使えます。「配当収入を得たい」「特定の企業を応援したい」という場合は、一部を個別株や高配当ETFに充てる選択肢もあります。

ただし、個別株は値動きが大きく、インデックスファンドと比べてリスクも高まります。成長投資枠全体のうち1〜2割程度に留め、土台はインデックスファンドの積立で固めておくのが現実的です。

個別株・ETFは成長投資枠のサブ的な使い方。メインはeMAXIS Slimシリーズなどのインデックスファンドでまず固める

成長投資枠で何を買えばいいか迷ったときの判断軸

具体的なファンドで悩んだとき、ぼくが使っている基準が一つあります。それは「そのまま何年も放置できるか」という視点です。

相場が下がったときに売りたくなるようなものは、長期投資には向きません。信託報酬が低く、純資産総額が大きく、長く持ち続けられるシンプルなファンドのほうが、長期的には成果が出やすいです。

eMAXIS Slim シリーズは信託報酬の低さと純資産規模の大きさで、この条件を満たしているファンドの代表格です。成長投資枠で何を買うか迷ったら、まずここに戻って考えてみてください。

naoki

相場が下がるとドキドキはします。でも、すぐ使う予定のないお金なので、売ろうとは思わないんですよね。マネーフォワードで毎日資産を確認してはいるんですが、それも不安だからじゃなくて習慣みたいなもので。シンプルな積立を続けてきたから、こういうときに落ち着いていられる気がします。

アクティブファンドやテーマ型ファンドを成長投資枠で買うのはどうか

2024〜2025年にかけて、AIテーマ型ファンドや米国高配当系のアクティブファンドが注目を集めました。成長投資枠の話題になると、「オルカンより好成績のファンドを成長投資枠で買えばいいのでは?」という声も出てきます。

確かに短期的にはインデックスを上回るファンドも存在します。ただし、過去の好成績がそのまま続く保証はなく、信託報酬もインデックスファンドより高いケースがほとんどです。信託報酬が年1%を超えるファンドは、長期で保有するほどコスト差が積み重なります。

ぼく自身、かつてJグロースやのむラップ・ファンドといったアクティブ系ファンドを成長投資枠で保有していた時期がありました。2025年7月にそれらを売却して、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とVTIに乗り換えました。信託報酬を下げてシンプルにしたほうが、精神的にも管理面でも楽になりました。アクティブファンドを否定するつもりはありませんが、メインはインデックスファンドでいいと今は思っています。

成長投資枠は年間240万円を使い切らなくていい

新NISA3年目の2026年は、「成長投資枠を早く埋めなければ」と焦る声もちらほら聞きます。でも、無理に年間240万円を使い切る必要はありません

大切なのは収入と生活費のバランスを保ちながら、続けられる金額で積立設定を維持することです。ぼくも月30万円の積立を続けていますが、その分貯金が減っていくのはじわじわとしんどい感覚があります。投資額を増やすことと、生活の安心感を保つことは両立させるべきです。

成長投資枠は毎月少額ずつ積立するだけでも十分使えます。焦らず自分のペースで活用していきましょう。

枠を埋めることが目的ではなく、長く続けることが目的。無理な積立設定は長続きしない

まとめ|成長投資枠で何を買えばいいかの答え

成長投資枠で何を買えばいいか、改めて整理します。

迷っているなら、まずeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)かeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の積立設定から始めてください。「成長投資枠だから特別なものを買わなければ」という考えは手放して大丈夫です。信託報酬が低く、純資産総額が大きく、長期で放置できるシンプルなインデックスファンドが成長投資枠でも最適解です。

もう少し工夫したい場合は、値動きの異なるファンドとの組み合わせや個別株・高配当ETFへの少額投資も選択肢になります。ただし、複雑にしすぎず「放置できるか」を基準に判断することをおすすめします。

成長投資枠の使い方に正解はひとつではありません。自分の生活とメンタルに合った選択を続けることが、長期的な資産形成につながります。

NISAの始め方や積立額の考え方については、以下の記事もあわせてご覧ください。

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