新NISAを始めようと思ったとき、最初に立ち止まりやすいのが「積立額はいくらにすればいいのか」という問題です。
月1万円では少ない気がしますし、かといって5万円以上を毎月積み立てるのは生活的に不安が残ります。SNSやブログを見ると、人によって積立額がまったく違い、余計に判断が難しくなります。
結論から言うと、新NISAの積立額に万人共通の正解はありません。
ただし、30代会社員が迷いやすいポイントや、無理なく続けやすい月額の考え方には共通項があります。
この記事では、「新NISAの積立額はいくらが妥当なのか」を、収入や生活費、将来の使い道といった現実的な視点から整理し、30代会社員が判断しやすい月額目安を5つのパターンに分けて解説します。
金額を断定するのではなく、「なぜその水準になるのか」「なぜ別の選択肢を取らないのか」まで含めて言語化します。
naoki私自身も、新NISAを始めたときは
「結局、積立額はいくらが正解なんだろう」とかなり迷いました。
新NISAの積立額で「いくらか」迷う人が多い理由
上限額が増えたことで「考える余地」が一気に広がった
新NISAは、旧つみたてNISAと比べて非課税枠が大きく拡大しました。
制度そのものが分かりにくくなったというよりも、使える上限額が増えたことで、「どこまで使うべきか」を自分で考える必要が出てきた点が大きな変化です。
旧制度では、月3万円前後を積み立てていれば非課税枠をおおむね使い切れるため、深く悩まずに続けられる人も多くいました。
一方で新NISAでは、年間360万円という上限が示されることで、「上限まで使うべきなのか」「自分には多すぎるのではないか」といった迷いが生まれやすくなっています。
他人の積立額が可視化されすぎている
SNSやブログでは、「毎月10万円積立」「新NISAフル活用」といった発信を目にする機会が増えました。
ただし、そこに書かれている数字は、その人の収入や生活状況に最適化された結果です。
背景を知らずに数字だけを見ると、「自分は少なすぎるのではないか」という不安が先に立ち、冷静な判断が難しくなります。
結論|新NISAの積立額に「正解」はないが、判断軸はある
積立額はゴールではなく「手段」
新NISAは、将来のために資産を育てる制度ですが、積立額そのものが目的ではありません。
本来は、「いつ、何のために使う可能性があるお金なのか」を考え、その手段として積立額を決めます。
積立額を先に決めてしまうと、生活を圧迫したり、途中で不安になってやめてしまったりする原因になります。
続けられる金額が結果的に一番合理的
投資は短距離走ではなく、長い時間をかけて積み上げるものです。
一時的に高い金額を積み立てるよりも、無理なく続けられる金額の方が、結果的に意味を持ちます。
積立額は、数字だけを見て決めるものではないと思っています。
生活環境やお金の使い道が違えば、同じ金額でも受け止め方は変わるからです。
30代会社員が迷いやすい新NISA積立額の月額目安5選
月1万円|まず制度に慣れるための金額
月1万円は、生活への影響が小さく、新NISAの仕組みに慣れるための金額です。
投資経験が浅い場合や、家計管理がまだ固まっていない段階では、現実的な選択肢になります。
一方で、資産形成のスピードは緩やかなため、「慣れたら見直す前提」で考える人が多い水準です。
月3万円|生活と投資のバランスを取りやすい水準
月3万円前後は、30代会社員が最も検討しやすいラインです。
生活費を大きく圧迫せず、投資をしている実感も持ちやすい金額です。
固定費や貯蓄とのバランスを取りながら、長く続けやすい水準として選ばれやすくなります。
月5万円|余剰資金が見えてきた人の選択
家計管理が安定し、毎月ある程度の余剰資金が見えてきた場合、月5万円を検討する人もいます。
この水準になると、将来の資産形成スピードもはっきりしてきます。
ただし、生活防衛資金が十分でない場合は、無理に選ぶ必要はありません。
月10万円|収入に余裕がある人向けの水準
月10万円は、投資への理解が進み、収入にもある程度の余裕がある人が検討する金額です。
一方で、毎月の積立が固定費のように感じ始める水準でもあります。
収入の変動やライフイベントを見据え、調整できる余地を残しておくことが重要です。
月15万円以上|「制度上の上限」を意識する人の選択



上限まで使うべきかどうかは、人によって本当に違います。
無理に目指す必要はない、という前提で読んでください。
月15万円以上の積立は、新NISAの年間非課税枠である360万円を意識した場合に出てくる金額です。
制度を最大限活用したい人にとって、分かりやすい基準でもあります。
ただし、この水準は、余剰資金が明確に余っていることが前提になります。
生活費や貯蓄、将来の支出を差し引いたうえで、なお残る資金がある場合に限って検討される選択肢です。
多くの30代会社員にとっては、現実的なスタート地点というよりも、いずれ到達する可能性がある上限ラインとして捉える方が無理がありません。
積立額を決める前に確認したい3つの視点
生活費と固定費を把握できているか
毎月の支出を把握しないまま積立額を決めてしまうと、不安が後から出てきます。
あらかじめ数字を整理したうえで考えることで、積立額に納得感が生まれます。
近い将来に使う予定のお金は分けているか
数年以内に使う予定のあるお金まで投資に回してしまうと、相場の変動に振り回されやすくなります。
新NISAは中長期向けの制度であることを意識しておく必要があります。
途中で金額を変える前提で考えているか
積立額は、一度決めたら固定しなければならないものではありません。
収入や生活が変われば、状況に応じて見直していくことも自然な判断です。
まとめ|新NISAの積立額は「いくらか」より「どう決めたか」
新NISAの積立額について考えるとき、「いくらが正解か」を探しがちです。
しかし本当に大切なのは、どういう判断でその金額にしたかです。
他人の数字をなぞるよりも、自分の生活や将来を踏まえて選んだ積立額の方が、結果として長く続きます。
私自身も、最初から今の積立額を選んでいたわけではありません。生活が変わるたびに見直しながら、今の形に落ち着いています。
この記事が、新NISAの積立額で迷っている方にとって、「判断するための材料」になれば幸いです。


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